従業員同士が離れて仕事をするテレワークでも、オフィスにいた時と同様なコミュニケーションを行うためには、ICTツールを積極的に活用することが重要です。オフィスで行われる会議はもちろん、部署の朝礼や管理職との報告・連絡・相談から同僚との雑談といったさまざまなコミュニケーションが、適切にICTツールを活用することでテレワークでも実施できます。
MENU
しかし、テレワークではでは相手の様子が見えないため、実際に顔を合わせている時のようにはスムーズにコミュニケーションできないという場合もあります。これは、相手の様子がわからないことから遠慮やすれ違いが生まれることが一因です。まずは、テレワークだからと言って遠慮せず、ICTツールを活用して普段通りにコミュニケーションをとりましょう。あらかじめ運用ルールを定めて、お互いの予定や勤務状況を共有するなど、相手の様子をわかりやすくしておけば、コミュニケーションのとりやすさも向上します。さらに、ICTツールが苦手な人には研修を行うなど、使いこなしてもらうための支援も大切です。
ウェブ会議ツールを使えば、社内の会議や朝礼だけでなく、お客様との商談もテレワークで可能です。パソコンの内蔵カメラ等を使えば相手の表情もわかります。他にも画面共有機能で同じ書類を見ながら会話したり、ホワイトボード機能で一緒に書き込みをしたり、議事録代わりに会議を丸ごと録画するなど、様々な活用方法があります。→ウェブ会議ツールの情報はこちら
メールよりもスピーディーに、かつ細やかにコミュニケーションをするには、チャットツールが有効です。1対1の個別チャットだけでなく、関係者が一つのグループを作り、その中でメッセージのやり取りを行うグループチャットを適切に活用することで、情報共有が容易になります。多くのチャットツールには音声通話機能もあるので、電話代わりに利用することもできます。→チャットツールの情報はこちら
IP電話を導入したり、クラウド上の電話交換機(クラウドPBX)のツールを使うことで、テレワーク時に社外で代表電話に対応したり、テレワーク中の従業員同士の内線通話が可能です。電話の貸与をせず、従業員のスマートフォンやパソコンにツールを入れて、企業用の電話として使うこともできます。
ウェブ会議をするほどでもない声掛けにはチャットが便利です。また、社内SNSは仕事以外の情報交換もできる場として利用できます。さらに、就業中はウェブ会議を常時接続しておくなど、利用方法を工夫することで気軽な声掛けの「場」を作ることもできます。
参考リンク